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2017年3月20日 月曜日

舌苔とは、、、?


こんばんは。歯科衛生士のKです。
今日は歯についてではなく、舌についた汚れについて少しお話します。



舌の色がきれいなピンク色ではなく、白く苔の生えたようになっていて気になさっている方も多いのではないでしょうか。これは舌苔と言って舌の細胞の角質が多くでき、そこに細菌などが溜まって白く見えているのです。しかし、実は舌苔は口臭の原因になることがあるのです。治療をする必要はありませんが、気になる方は舌ブラシで磨くことが必要です。今回は舌苔と口臭の関係や原因、舌苔の取り方についてお伝えします。ぜひ、参考にしてください。


1.舌苔とは

舌の表面の角質がなんらかの原因で伸びて硬くなり、その隙間に細菌や汚れが溜まり、舌が白く苔が生えたように見えます。舌苔の原因は細菌や口呼吸、消化器系の疾患などがありますが、原因が不明なことも多くあります。舌苔自体を治療する必要はなく、口臭の原因として舌苔が考えられる場合は舌ブラシで舌を磨きます。

○舌苔が口臭の原因

口臭の主な成分の一つである硫化水素は舌苔に関連していると言われています。ちなみに口臭のメチルメルカプタンという成分は歯周病が関連しています。硫化水素は食べカスや上皮カスが細菌によって腐敗されることによって発生します。このような環境が舌苔にあるため口臭の主な原因とされます。
ただし、舌苔は必ずしも病的なものではないため、口臭も生理的な口臭の範囲であることが多いのです。

2.舌苔ができる原因

2−1.細菌

口の中の細菌が舌の溝に入り込んで溜まり、舌苔として白く見えます。色素を作り出す細菌が原因の場合は黄色や灰色、茶色、黒色など変化することがあります。

2−2.剥がれた上皮のかす

舌自体の上皮や口の中の上皮が剥がれ、溜まったものが舌苔として白く見えます。例えば猫などの動物の舌はザラザラとヤスリのようになっていて、食べ物をかき取る作用があります。実は人間の舌も表面は角質化しているのです。この角質化が進むと舌の細胞が伸び、その隙間に剥がれた上皮が溜まり、舌苔になります。

2−3.食べかす

食べかすが舌の細胞の間に残り、舌苔になることがあります。舌の本来の位置は上顎に軽く付いている状態です。舌の位置が低い位置にあったり、口呼吸があったり、舌の動きが悪いと舌が周りと擦れず、食べかすが残ってしまいます。

2−4.口呼吸

口呼吸があると舌苔が出やすくなります。汚れは乾燥するとこびりつき取れにくくなります。キッチンなどでも濡れている間は汚れがすぐに取れますが、一度乾燥してしまうと簡単には取れなくなります。口の中もいつも唾液で濡れていますが、口呼吸のある方はすぐに、乾燥してしまい汚れが自然に落ちないために舌苔ができてしまいます。詳しくは「口呼吸によって起こる9つの危険と6つの改善方法」を参考にしてください。

2−5.唾液が少ない

ストレスや薬、全身的な病気によって唾液の量が減ると舌苔ができます。唾液は口の中を洗い流す効果があります。唾液が減ると汚れや細菌が舌に溜まり、舌苔ができます。高血圧の薬や精神疾患の薬の中に唾液が少なくなる副作用があるものもあります。詳しくは「虫歯が増える!唾液が少ないことによって起こる9つの危険」を参考にしてください。

2−6.舌の運動の機能の低下

舌の動きが少なくなると舌苔が出てきます。口臭は朝が一番出ます。それは寝ている間は舌の動きが悪く、唾液量も少なくなるため舌に汚れがたまるからです。高齢や病気になって舌の機能が低下したり、動きが悪くなると、より舌の表面の汚れが落ちにくくなるため舌苔が多くなります。

2−7.舌位が低い

舌の正しい位置は上顎についている状態です。そのため舌苔ができる位置は常に上顎とすれて、汚れが落とされています。受け口や口呼吸で舌位が低い人は、擦れて汚れが落とされないために、舌苔がつきやすくなります。

2−8.抗生物質

抗生物質やステロイド剤を長期間のみ続けると、口の中に住んでいる細菌の種類が変わり、黒い舌苔の黒毛舌(こくもうぜつ)が認められることがあります。薬の影響でカビ菌の一種であるカンジダ菌が増え、硫黄化合物と血液中のヘモグロビンが結びついて黒くなると言われています。

3.舌ブラシによる舌苔の取り方

3−1.舌ブラシの使用方法

鏡を見ながら舌を思いきり前に突き出して、白い舌苔がついている箇所を確認してください。
舌ブラシを水に浸した後、鏡で見える最も奥に軽くあて、手前に引いてください。決して力を入れ過ぎないようにしてください。また、この時に息を数秒間止めながら行うと、嘔吐反射(おうとはんしゃ)が出にくくなります。
舌ブラシの先を水道の水でよく洗い、舌ブラシの先に汚れがついてこなくなるまで、繰り返してください。


3−2.舌ブラシの注意事項

1日の舌みがきの回数は、起床時の1回で結構です。それ以上行うと、舌の粘膜を傷つけるおそれがあります。
舌に傷があるときは、舌清掃は控えましょう。
歯ブラシで舌を磨くと傷つけることがあります。


歯だけではなく、舌についた汚れも落とせるようにしましょう!!


では、失礼します(^_^)

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投稿者 医療法人社団誠悠会 東葉デンタルオフィス

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